ビールグラスはどのサイズを用意すれば良い?形やサイズを考えよう。
こんにちは、裕真です。
ビールを飲むときにグラスまで意識していますか?
ビールグラスには様々な種類があります。
居酒屋ではグラス、生中、生大と分かれていることが多いですが、これは内容量で分けた呼び方です。一般的に生中は435ml、生大は700mlが一般的ですね。
では、これ以外にどんな呼び方や種類があるのでしょうか?
グラスの種類
ビールに使われるグラスは、ビールの種類や内容量によって多くのグラスが存在しています。例えば、ピルスナーならピルスナーグラスといったような感じです。
飲む側はあまり意識していないことが多いですが、ビールの種類とグラスが一致していると細かいところまで意識している良い店だな、といった印象になりますよね。
1.ピルスナーグラス
ピルスナーグラスは、背の高い細めのグラスで持ち手の部分が細く中ほどから上部にかけては直線的なグラスでもっともよくビールが注がれているビールグラスでしょう。飲み口の部分が少し細くなっていることもあります。
容量は285ml〜400mlのグラスが多くありますが、少なめの285mlか330mlがよく使われます。瓶ビールや缶ビールを注いだときに少し余る程度の容量です。ビールグラスを買うならまずはこのピルスナーグラスでしょう。
2.ヴァイツェングラス
ヴァイツェングラスは、ヴァイツェンビールを飲むために作られたビールです。ヴァイツェンとは、ドイツ語で小麦の意味であり、 苦みがなくフルーティーな白ビールのことを指します。
ヴァイツェングラスは、形としては先ほどのピルスナーグラスに似ており、背が高く底の方が狭く飲み口の方がふっくら膨らんでいるのが特徴のグラスです。
容量は500mlや700mlなど日本人にとっては少し多めの容量となっています。缶ビールや瓶ビールではグラスいっぱいにならないため、家で飲むときに使うには向かず、お店で樽生ビールを飲むときに使うことが多いでしょう。
3.パイントグラス
パイントというのはビールの種類ではなく量の単位で、1パイント=568mlになります。イギリス式の単位であるため、日本でもイギリス式のパブやバーで見かける呼び方です。
1パイントが568mlのため、このサイズに合わせて560ml〜580mlのグラスがあります。容量でパイントサイズと呼ぶため、グラスの形は決まっておらず下記のように様々なタイプがあります。
4.ハーフパイントグラス
パイントグラスの半分ということでハーフパイントグラスです。1パイント=568mlの半分なので284mlになります。
海外ではパイントグラスが一般的ですが、日本人にはパイントグラスでは量が多いのでハーフパイントグラスの方が飲みやすい量と言えるでしょう。
284ml前後のグラスを指すため、特にハーフパイントグラスとして売っているものはあまりありません。285ml〜330mlのグラスをハーフパイントグラスとして使いましょう。
↓数少ないハーフパイントグラスとして売っているグラス。330mlなのでハーフパイントよりは少し大きいです。
5.ビールジョッキ
生中を注文したときなどに使われるビールジョッキ。ビールジョッキ片手に乾杯する光景は1度は見たことがあるのではないでしょうか。厚手のグラスに取っ手が付いており丈夫にできているのが特徴です。
内容量は430mlから500mlです。ヴァイツェングラスと同じく、缶ビールや瓶ビールを注いで飲むには内容量が多すぎるため、居酒屋などで使うことがほとんどでしょう。
まとめ
ビールのグラスに様々な形があるのは、各ビールの種類の風味を最大限に活かすという意味もありますが、それ以上に雰囲気作りであると私は思います。
直線的なタンブラーグラスに注がれたビールよりも、おしゃれなピルスナーグラスに注がれたビールの方が雰囲気が出て美味しそうに感じます。ビールとあったブランドロゴのグラスに注がれているとしっかりした店だな、という印象を持ちます。
バーにとってそのような雰囲気作りというのはとても重要ではないでしょうか?
言ってしまえばグラスはドリンクを注げればいいのだから、全て同じグラスに統一したとしても要は成します。しかし、多くのバーがグラスにこだわっているように"こだわるべき価値"というのがそこにはあるのではないでしょうか?
ぜひグラスにもこだわりを持って選んでみてください。