カクテルを作る技法 シェーク、ビルド、ステア、ブレンド
こんにちは、裕真です。
カクテルを作るときにはいくつかの技法があります。
多くの人がイメージするのは、マドラーでタンブラーグラスをかき混ぜているか、バーテンダーがシェイカーを振ってカッコ良く作っている風景が思い浮かぶでしょう。
今回は、このカクテルの作り方をまとめて紹介します。
シェーク
シェークとは、ショートカクテルを作るときに使われる技法で、ベースとなるジンやウォッカ、リキュールなどと材料、そして氷をシェーカーに入れて振ることにより混ぜ合わせる技法になります。混ざりにくい材料でもしっかりと混ぜ合わせることができます。
材料を混ぜ合わせるだけでなく、氷に冷やすこと、そして気泡を混ぜることも同時に行っています。気泡が混ざることによりカクテルは淡い色合いとなり、おしゃれな見た目となります。ただし、時間が経つと気泡が抜けてお酒本来の透明な色になりますので、短時間で飲むショートカクテルを作る場合に使用されます。
氷を含んでいるため、強く振ったり長く降りすぎると多く溶けてしまい水っぽくなってしまいます。冷やす程度にかき混ぜることを意識しましょう。またカクテルグラスに注ぐ際には氷は一緒に注がないで捨てます。
ビルド
ロングカクテルを作るときに使用されるシンプルな技法で、タンブラーグラスに氷、ベースとなるジンやリキュール、材料のジュースを入れてかき混ぜます。
中には氷を入れないでかき混ぜるだけのカクテル、また氷も入れない、かき混ぜもしないカクテルもあります。ただ注ぐだけなのでビルドと言っていいのかわかりませんが・・・。代表的なものに"レインボー"というカクテルがあります。
暗がりなので動画ではわかりにくいですが、最後に白い紙をバッグに光を当てたときにきれいな虹色になっているのがわかります。
注ぐだけですが、作る難易度はかなり高いカクテルの1つです。
飲むときは好きな層からストローを使って飲みます。
ステア
ステア(stir)とは、軽くかき混ぜることを言います。
ミキシンググラスにベースとなるアルコールと材料、そして氷を入れて軽くかき混ぜます。ミキシンググラスで混ぜ合わせた後は、ストレーナーで氷が入らないようにしてカクテルグラスに注いで完成です。
シェークとの違いは、シェークが気泡を混ぜることによりまろやかになるのに対してステアではシャープでドライな仕上がりになります。またゆっくりとかき混ぜるので急激に冷やすことができないこと、混ざりにくい材料に対しては不向きなのがシェークとの主な違いです。
透明感を演出したいカクテルの場合、シェークでは濁ってしまうため、ステアで作ります。
以下の動画がマティーニを作りながら、ステアのやり方を詳しく解説しているので参考になります。
ブレンド
ブレンドはフローズンカクテルを作るときに使われる技法です。
ブレンダー(ミキサー)の中に材料となるイチゴやバナナなどのフルーツとクラッシュアイスを入れてかき混ぜます。
これにより、シャーベット状のフローズンカクテルを作ることができます。
クラッシュアイスは、手動式のアイスクラッシャーがお手頃な価格で手に入ります。アイスピックで氷を砕いて作るのは大変なのでフローズンカクテルを作りたい場合は購入した方が良いでしょう。